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「スクリーンの中の私」 女性に響くCinema

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登場人物や監督、原作者など映画に関わるさまざまな女性の姿。あなたとどこか重なる部分や、違うからこその気づきがあるはず。名古屋の映画館がおすすめする、女性に注目したい映画をご紹介し…
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#楽しむ

心に残る、忘れられない映画と出会いませんか。

ドラマやドキュメンタリー、アニメーションなどさまざまなジャンルの映画を気軽に楽しむことができる現代。 独自の文化や歴史が色濃く感じられる、世界各国の作品にふれられる機会も少なくありません。 ストーリーがもたらす感動や高揚感、出演者の巧みな演技、好奇心を満たす映像体験など、1本の映画にはさまざまな魅力が詰まっています。      たくさんの映画の中には、楽しめる、感動するといったシンプルな娯楽作品だけでなく、作品に描かれた出来事や人物から何かを感じたり、自分に置き換えて考え

憎しみの連鎖を断ち切り、和平を実現することはできるのか

私たちが何者かから酷い仕打ちを受けた時、”悲しい””つらい”という思いとともに、そんな目に遭わせた相手を憎む気持ちを抱いてしまうかもしれません。とても耐えられない悲惨な出来事の当事者となった時には、相手に復讐したいとさえ考えてしまう可能性も…。 そんな悲しみや憎しみがあふれているであろう紛争地帯にあって、相手を赦し和平や共存への望みを捨てない人がいます。その人はどんな人生を生きてきて、今どのような思いでいるのか―。 今まさに観ておきたいドキュメンタリー映画があります。

異なる価値観の出合いから生まれる気付き。女性の生き方や幸せとは?

仕事に打ち込み没頭する、家族に囲まれておだやかな時間を過ごす、人生にはさまざまな幸せの形があり、何を幸せと感じるかも人それぞれです。 どのような生き方であれ自分が目指す道を自分で選択できる環境は、誰にでも用意されて欲しいもの。しかし、世界には慣習や宗教などにより、日常の行動や進学、結婚などの自由を制限されている女性たちがいます。笑ったり泣いたりしながらも楽しめるインド映画で、女性の生き方や幸せを考えてみませんか。 ■『花嫁はどこへ?』花嫁の取り違えがもたらす感動の物語

日本中が注目した事件の再検証を通して、物事の見方を再考してみる

“きっと○○に違いない”。 確かな証拠はなくても、なんとなくそう思い込んでしまうことはないでしょうか。 それがちょっとした行き違いなら、話し合いなどで誤解を解いて解決できそうです。でも、それが重大な事件をめぐる判断だとしたら、取り返しのつかないことになってしまいます。そんなこと、ありえないのでは?と決めつけず、自分なりに確かめてみようとする姿勢があってもいいかもしれません。 ■『Mommy マミー』事件について当事者の家族も語る 1998年7月に起きた、和歌山毒物カレー

明るくパワフルに生き抜くおばあちゃんたちの姿に想う

映画やドラマ、音楽や食など、韓国の文化に興味がある人も多いはず。韓国旅行に出かけて、文化や歴史を体感した人もいますよね。実は私たちのすぐ近くに、ずっと以前から、朝鮮半島からやってきて日本で暮らす在日の人たちの文化やコミュニティはありました。それはあまり広く伝えられず、意識されてこなかったかもしれません。 日本で人生の大半を過ごしたおばあちゃんたちの今を映したドキュメンタリーを通して、日本と韓国の関係にあらためて目を向けてみませんか。 ■『アリラン ラプソディ 〜海を越えた

金城学院にもゆかりがある、愛知県で実際に起こった感動の実話

地元が舞台になっていたり、近くで撮影された映画やドラマは、やはり身近に感じられますよね。実際に愛知県で暮らしていた家族のドラマを描いた映画がまもなく公開されます。 しかも、その家族の母と三姉妹は金城学院の卒業生! それだけでも関心を寄せるきっかけになりますが、家族だけでなく多くの人の命に関わる感動の物語にも圧倒されます。 ■『ディア・ファミリー』娘を救うため人工心臓開発に取り組む父と家族 生まれつき心臓疾患を抱え、幼いころに”余命10年”を宣告されてしまう佳美。両親は日本

教訓や答えを求めるのではなく、体験するという映画の楽しみ方

無駄がなく、わかりやすい。それは簡単で手軽かもしれませんが、世の中はそれほど簡単に割り切れることばかりではありませんよね。 人間が一面的ではなく、いろいろな要素を持っているように、映画や文学などでもさまざまな問いが散りばめられ、多様な見方ができる作品があります。ストーリーを追って、予定通りの結末にたどり着くのとは違う楽しみ方を見出してみるのはいかがでしょうか。   ■『悪は存在しない』世界が注目する濱口監督の最新作 自然が豊かで、昔からの住民と移住者が穏やかに暮らす長野

それぞれの居場所で、日々を生きていくということ

夜、眠りについて目覚めると次の朝がやってきます。 当たり前のようですが、それを繰り返して毎日を生きていくことは簡単ではないと、感じるときがあるかもしれません。大きな苦難を乗り越え、時には心を痛める悩みを抱えながら、前へ進んでいくにはどうすればいいのか…。 今月、名古屋市内のミニシアターで上映される女性が主人公の映画を通して、〝生きていくこと〟という大きなテーマについて、あらためて向き合ってみませんか。 ■『朝がくるとむなしくなる』生きづらさを抱えた女性の再生の物語 会社

当事者として政治や選挙を考えたくなるドキュメンタリー映画

日本各地で時折行われている地方選挙や、国政選挙。ニュースで見かけることはあっても、自分に関係のある出来事としてとらえている人は少ないかもしれません。 もしかして、自分が住んでいる自治体の選挙にも無関心という人はいませんか? 女性候補者が現職を破って当選した東京都の区長選挙を追ったドキュメンタリー映画を通して、日々の暮らしや未来に大きく関わるものとして選挙を考えてみませんか。   ■『映画 ◯月◯日、区長になる女。』区長選に立候補した女性と支援者に密着 2022年に東京都

大正時代の女性解放運動家の生涯を通して、女性の生き方を見つめ直す

決まり事や慣習、同調圧力。 私たちを縛るものに疑問を感じたとしても、意義を唱えて声を上げることは案外難しく、勇気がいるのではないでしょうか。なんとなく従っておけば波風が立ちませんし、そもそも疑問を感じるには常に問題意識を持って物事と向きあう姿勢が必要かもしれません。 言論などさまざまな自由が認められている現代でさえ、そう感じてしまうのに、今から100年前の日本で生きる女性の立場だったらどうでしょうか。 ■『風よ あらしよ 劇場版』劇場版としての編集でさらに際立った人物像

子どもたちに食べてほしい給食を実現する、夢みる大人たち

多くの小学校や中学校、幼稚園などで提供されている学校給食。好きなメニューがあった、給食が苦手だったなど、いろいろな思い出がよみがえることでしょう。 でも、給食にどんな食材が使われていたかは、あまり記憶にないことが多いのでは? もし、オーガニック食材を使った給食だったらどうでしょう。 大人になってからも、「私の学校はオーガニック給食でこんな食材が使われていた」と思い出せるかもしれませんね。   ■『夢みる給食』給食を含めた健康のための食情報 地産地消、できるだけ農薬を使

異国で懸命に生きる家族の姿を見つめ、多様な人々を思いやる

世界各国から集まった人々が多様な文化を織りなす街、ニューヨーク。活気があふれ華やかに映る街の片隅に目を向けると、理想にはほど遠い暮らしを懸命に生きる人たちの姿も見えてきます。そんな街でたくましく前向きに生きる移民の家族を描いた映画は、多様な人々の背景に思いをはせるきっかけにもなりそうです。  ■『ニューヨーク・オールド・アパートメント』ある家族を通してアメリカの移民問題を描く 安定した生活を夢見て、祖国ペルーからニューヨークへやってきた不法移民の一家。母はウェイトレス、二

監督の思いを強く映した、音楽との化学反応も新鮮な青春映画

映画と音楽の関係は深く、流れる音楽によってシーンの印象は大きく異なってきます。 できあがった作品にあわせて作曲したり、既存の曲に発想を得て制作される作品も。企画の段階から映画監督とミュージシャンがタッグを組んで制作に取り組むプロジェクトがあることを知っていますか。 映画と音楽の濃密なコラボレーションで紡ぎ出された作品の魅力を感じてみましょう。 ■ 『ふたりの傷跡』若者に希望あるメッセージを提示する青春映画 親友のハルを自殺で失い、自己嫌悪を抱きながら生きる高校生の木崎

ある事情を背負って生きる女性の闇と、かすかな光に心揺さぶられる衝撃作

世界の多くの国と比べると恵まれているように見える日本の社会。 しかしそこにも、さまざまな闇が存在しています。そして、日常の中でその闇はなかなか見えづらく、気づくことが難しいもの。過酷な状況に置かれている人たちの存在に思いをはせるきっかけとなるのは、事件報道にかぎらず映画や小説などの作品ということもあるかもしれません。 ■『市子』徐々に浮き彫りになる市子という人物 恋人の長谷川からプロポーズを受けた翌日に、突然失踪した女性、市子。 彼女の行方を探すうちに、長谷川は市子に関す