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「本は私の道しるべ」 明日へ進む力をくれるブックガイド

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生き方や暮らしについて考える道しるべとなり、元気や勇気をくれたり、心を軽くしてくれたりする一冊の本。特に女性におすすめの本を、東海エリアの個性派書店にセレクトして頂きます。
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#本紹介

明日へ進む力をくれる、多彩な本をご紹介します。

日々の暮らしの中でのちょっとした疑問や、ライフステージのなかで遭遇する迷いや悩み事。支えや助けが欲しくなる機会は少なくありません。 そんなとき、私たち女性に寄り添い背中を押してくれるものって何でしょうか。 親しい友人や家族の言葉や意見はとても心強く感じるものですね。時には思いもよらないところからヒントを得られることもあるかもしれません。 そんなめぐりあいの一つとして、一冊の本を開いてみませんか。 時代や国や文化を超えた多様なメッセージが、きっとあなたの心に届きます。

被災地に思いを寄せて

晴れやかな新年のはじまりを一変させた「能登半島地震」。地震の後は、しばらく不安で本を手に取る気持ちになれなかったという「古本屋かえりみち」の池田望未さん。 「悲しみや出口のない不安を抱えている人に、お守りになるような本を届けたい」と、2冊の本を紹介してくれました。 ■『ずっとまっていると』誰かを待つのは、無駄な時間?それとも… 主人公の“あかね”が待ち合わせの場所で友だちが来るのを待っています。あかねは早く会いたくて、いてもたってもいられません。その場所には、3日も前から

絵本や文学でも愛される、チョコレートの奥深い魅力を味わう

口の中でとろりと溶けて広がる甘さや、その奥に潜むほろ苦さ。 趣向を凝らしたさまざまな色や形でも私たちを魅了する、チョコレート。 毎年2月のバレンタインデーにかけては、世界の名店が集まるイベントも催されるなど、日本中でさらに人気が高まります。お気に入りのチョコレートを味わいながら、その産地や歴史、世界中で愛される理由などに思いをはせてみませんか。 三重県伊勢市の書店「散策舎」代表の加藤優さんに、読んだら思わずチョコレートが恋しくなるような2冊を紹介して頂きました。 ■『ひ

溢れる想いが綴られた「手紙」がつなぐ物語

スマートフォンに、メール。 あえて手紙を選ばなくとも、伝えるためのツールはたくさんあります。 それでも、便せんと封筒を選び、離れた場所にいる人に思いを馳せながら、ペンを走らせる。そこには特別な想いがあるように思います。 そこで今回は、手紙にちなんだ物語を、岐阜県多治見市の「ひらく書店東文堂本店」店長の木野村直美さんに選んでいただきました。 自分も誰かに宛てて書いてみたくなる、そんな2冊をご紹介します。 ■『ださないてがみ』大切な人には、手紙を書きたくなる LINEス

自炊や料理の捉え方が変わるあたらしい料理本

毎日何かを食べずには生きられない私たち。外食やテイクアウト、デリバリーなどを活用してさまざまなメニューを手軽に楽しめる現代ですが、自分が食べたいものを自分で作れたらそれは何より安心でうれしいこと。 でも、〝レシピ通りに上手に作れない〟〝献立を考えるのが大変〟〝自分だけのために作るのは億劫〟など、料理に関する悩みは尽きません。 そんな悩める人の心を軽くしてくれる料理本をご紹介しましょう。 食に関する本棚も備える、名古屋市金山の書店「TOUTEN BOOKSTORE」の店主、