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車内の金城学院大学 リバイバル

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2022年度まで実施した名古屋市営地下鉄の広告。学びを、おもしろく、親しみやすいちょっと役に立つ記事です。Kinjo Knowledgeにてリバイバルという形で復活!!
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ようこそ、【車内の金城学院大学 リバイバル】へ!

新しいことを知るって、ワクワクする。 誰かに教えたくなるようなネタが満載。 ものの見方や考え方がひろがった・・・。   そんな嬉しい声をたくさんいただいた、 名古屋市営地下鉄棚上広告『車内の金城学院大学』シリーズ。 金城学院大学での学びを、おもしろく、わかりやすい言葉で紹介するシリーズ広告として2009年 4月にスタートし、2022年3月、好評のうちに13年間で発表した記事は155本にも及び、学内外に大きな反響を呼びました。 【車内の金城学院大学リバイバル】は、

古典と現代が交響する日本の擬人化文化とは?

擬人化のルーツは古代にまでさかのぼる。 動物や武器、国や都道府県、果ては細胞に至るまで、身の回りのあらゆるものや概念をキャラクターにしたゲームやアニメが一大ブームを巻き起こしています。 そのブームの先駆けとも言われているのが、2003年初出の備長炭を擬人化したキャラクター『びんちょうタン』。 その後も、戦艦を美少女に擬人化した『艦隊これくしょん』(2013年初出)、歴史に残る名刀をイケメン男子に擬人化した『刀剣乱舞』(2016年初出)などが立て続けにヒット。 さらに2

推理小説は産業革命の申し子!?

難解な謎解き、巧妙なトリック、衝撃の結末・・・ その楽しさ、面白さで、数ある小説ジャンルの中でも不動の人気を誇る推理小説は、ある時代を境に恐怖小説から派生したと言われています。 恐怖小説は18世紀後半、キリスト教的な倫理観、道徳観に対するアンチテーゼとして生まれたもので、古城や寺院などを舞台に起こる不可解な現象や事件は、怨霊や悪魔の仕業として描かれていました。 推理小説は、この恐怖小説から超自然的な要素を削ぎ落としたもので、名探偵が登場し、実に鮮やかに不可解な事件を解