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車内の金城学院大学 リバイバル

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2022年度まで実施した名古屋市営地下鉄の広告。学びを、おもしろく、親しみやすいちょっと役に立つ記事です。Kinjo Knowledgeにてリバイバルという形で復活!!
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#薬学部

ようこそ、【車内の金城学院大学 リバイバル】へ!

新しいことを知るって、ワクワクする。 誰かに教えたくなるようなネタが満載。 ものの見方や考え方がひろがった・・・。   そんな嬉しい声をたくさんいただいた、 名古屋市営地下鉄棚上広告『車内の金城学院大学』シリーズ。  金城学院大学での学びを、おもしろく、わかりやすい言葉で紹介するシリーズ広告として2009年 4月にスタートし、2022年3月、好評のうちに13年間で発表した記事は155本にも及び、学内外に大きな反響を呼びました。   【車内の金城学院大学リバイバル】は、

アレルギーの発症メカニズム解明が、治療薬開発のカギ!?

日本人の2人に1人が悩むアレルギー。 いま、国民の2人に1人は何らかのアレルギーをもっているといわれ、アレルギー疾患は日本人にとって身近な病気になっています。   そこで今回は、アレルギー症状の発症メカニズムを詳しく知ることで、治療薬がアレルギー症状をどのように緩和するのか、できるだけ科学的に探ってみましょう。   アレルギーはなぜ起こるの? アレルギーは、抗原と呼ばれる花粉やハウスダストなど、外来性の「異物」が体内に侵入することから始まります。   これら「異物」が体

ヒトの心身を司る脳には「門番」がいる!?

脳はさまざまな仕組みで守られている。 脳は、生命維持の中枢器官として、思考や判断などの知的活動、感覚機能、運動など、人間の体全体をコントロールする司令塔です。 非常に重要な器官でありながらも、柔らかく繊細なため、さまざまな仕組みで守られています。 脳が頭蓋骨という厚い骨の層で囲まれているのも、そのひとつ。また、頭蓋骨と脳の間には脳脊髄液という液体が存在し、外部からの衝撃を吸収するクッションのような役割を果たしています。 「血液脳関門」(Blood-Brain Barr

「クスリ」と「リスク」は背中合わせ!?

薬物相互作用とは? 病気やケガの治療になくてはならない薬。 それぞれ単独で摂取すれば問題ない薬でも、複数の薬を飲んでいる場合は、薬の組み合わせによってよくない影響が出ることがあります。 これを「薬物相互作用」といい、薬の効き目が必要以上に強くなりすぎたり、逆に薬の持つ効果が打ち消されてしまったり、場合によっては生命に危険が及ぶこともあります。 たとえば血圧を下げる薬は、それ一つだけを飲んでいる場合は血圧を下げてくれますが、糖尿病や高脂血症など複数の病気を抱え、多種類