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ことばの樹

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文芸作品と金城学院大学のことが大好きな教職員が結成した文芸俱楽部「ことばの樹」。四季折々で表情を変える美しいキャンパスやいきいきとした学生達の雰囲気などを掌編小説で紹介します。
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ことばの樹

文芸作品と金城学院大学のことが大好きな金城学院大学教職員が集まり、クラブを結成しました。 文芸倶楽部 「ことばの樹」 部員達がオリジナリティ溢れる感性で掌編小説を執筆します。 四季折々で表情を変える美しいキャンパスやいきいきとした学生達の雰囲気など、さまざまな情景が思い浮かぶ作品を紹介します。 部員紹介 加藤 大樹 金城学院大学人間科学部多元心理学科教授。 文芸倶楽部ことばの樹の部長。 アートセラピーや対人関係の研究に取り組んでいる。 学生時代から小説の執筆も続け,

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※連載小説「リリィ」は、金城学院大学を舞台にした物語です。  この物語はフィクションであり、実在の人物とは関連がありません。 「ただいまー」 アパートの扉の鍵を開けて、暗い玄関の灯りをつける。靴箱の上に置いてある小さな鉢植えのサボテンに、あらためて「ただいま」と声をかける。一人暮らしを始めてから数ヶ月。誰もいない部屋に帰ってきても、学生のころまでの習慣で必ず挨拶をしてしまう。大きな鞄と一緒に、一階の郵便受けに届いていた大きな包みをテーブルの上に置く。 「笹川ユリ様」 見慣れ