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まだ薄暗い早朝、郵便受けに新聞を取りに行く。吐く息が真っ白で、プランターの植物も白い霜に覆われている。新聞を小脇に抱えて両手を擦って温めながら、急いで部屋の中に戻った。 妻と一緒に手分けして、子どもたちに暖かい上着やニット帽を着せていく。手袋も忘れずに小さな手にはめる。 慌ただしく子どもたちを送り出した後、自分が仕事に出かける準備を始める。今日は駅までの道も寒さが厳しそうなので、子どもたちのように手袋をはめていこうと思う。 「あれ、手袋ってどこにしまったっけ」 そういえば今