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#2 食事の簡便化と食品ロス

日本人の食事は簡便化していると感じている方は多いと思います。

1960年に即席ラーメンが、1964年にだしの素が発売され、家庭内の調理において簡便化が進みました。

外食に目を向けると、1963年には大衆食堂に替わるファミリーレストランが、1971年にはファストフード店が開店し、若者や家族がカジュアルに利用できる外食市場を形成しました。

また1973年にコンビニエンス・ストアが開店し、調理品を24時間入手できる食環境となりました。

現代の日本では、私たちは簡単に食べたい物を手に入れることができると言えるでしょう。

その一方で、食べ残し、売れ残りや期限が近いなどの理由で廃棄されている食品ロスは、農林水産省・環境省と総務省人口推計(2017年)で試算すると一年に612万トンで、一人茶碗1杯程度になります。

簡単に買えるから、つい余分に買ってしまう、念のために買っておく。

そんな食行動をしていないでしょうか。

私たち一人ひとりの行動が食品ロスの軽減につながります。


自分の食生活デザインチェック

食品、惣菜、弁当の購入時、外食での注文時には、
食べきれる量を考え行動している  

はい・いいえ

「はい」を選んだ方へ
食べきれる量を選ぶという行動は、それに応じたサイズの商品開発へと発展します。この行動を継続することは、食品ロス削減につながります。ぜひ継続してください。

「いいえ」を選んだ方へ
おいしそうだから、インスタ映えしそうだから、安いからという理由だけで食品を買っていないでしょうか?食べきれないのに大盛・山盛り・デカ盛のものを選んでいないでしょうか?「私は全部食べているから食品ロスにはなっていない」とお考えかもしれません。この場合には、体重アップと健康ロスの面があります。自分に最適な一食を確認して、食べきれる量、健康を維持できる量を選ぶ食行動を実践してみましょう。