#4 働く女性のポジティブ心理学
最近の神経心理学の実験によると、人間はもともと悲劇的なことを好む傾向があるようです。
楽しそうな写真と悲しそうな写真を見せたときの脳波を比べると、どの人も悲しそうな写真により強く反応しました。
その理由として、進化の過程で人間は、さまざまな危険から身を守るために、恐怖や不安に敏感になったのではと考えられます。
もともとネガティブになりやすい私たちですから、ものごとのポジティブな側面に目を向ける習慣を身につけるには、ちょっとした工夫と努力が必要です。
そこで今回は、ポジティブな気持ちを維持するための妙案として自分を元気にする「幸せノート」作りをお勧めします。
このノートには、日々の生活の中で楽しかったこと、うれしかったこと、感謝すべきこと、励まされた言葉、こころに響く詩の一節、将来の夢や目標などを書きつづります。
好きな写真や絵をはるのも効果的です。
このノートをいつも持ち歩き、何かよいことがあったらすぐ書き足し、ゆううつなときには眺めてください。
きっと元気がむくむくわいて、ポジティブな気分になること請け合いです。