#11 働く女性のキャリア心理学
キャリアを妨害するバリアはあなたの心の中に
職業上の成長を妨げる要因を “キャリアバリア” (キャリアの障害)といいます。
能力不足、適正の欠如、経験や訓練の不足、性差別、家族の協力がないこと、家事や育児の負担などがキャリアバリアの例です。
ジェーン・スワンソンというキャリア心理学者の研究によると、女性は男性より多様なバリアがあると感じ、より強く妨げられると感じているようです。
確かに、女性が働き続け、キャリアアップするためには、職場にも家庭にも社会にもバリアがたくさんあることを、私自身も実感しています。
ただ、たくさんの働く女性にインタビューしてきた経験から言うと、多くの外的なバリアは工夫次第でどうにかなることが多いのです。
むしろ、女性自身の心の中にあるバリアがクセモノです。
私には能力がないから
女性は仕事に向いてないから
家族に反対されるに決まっている
などなど。
まずは自分自身が自分にバリアを作らずに、粘り強く目標に向かってチャレンジ続けてみてください。
あなたのキャリアバリアをチェックしましょう
仕事に自信がない
仕事に必要な能力が欠如していると感じる
将来のライフスタイルに不安がある
重要な他者が仕事を続けるのを認めない
育児がキャリアの妨げになる
仕事に関係する経験や訓練が不足していると思う
職場に性差別がある
仕事に必要な決断力が不足している
配偶者や家族の協力が得られない