見出し画像

#8 年末に見直したい健康にかかわる食生活

12月にはクリスマス、年越し、そしてお正月と食べることを伴う楽しいイベントが目白押しです。

食事の内容が偏りがちで、さらに(アルコール以外の)飲み物を口にする量が減少する時期ではないでしょうか。

受験生は追い込みの期間ですので、胃に優しい夜食を食べながらずっと座っているという方も多いでしょう。

年末にこそ見直したい食生活、それは便秘予防の食生活です。

女性の便秘有訴者率は2016年度国民生活基礎調査によると、男性(2.45%)よりも女性(4.57%)に高い傾向で、また加齢により有訴率は増加し、80歳以上では男女比がほぼ1:1でした。

60歳程度までの有訴者率は、女性が高いという男女差そのままで横ばいで推移していました。

女性の便秘有訴者率が高いのは、男性と比較して食事量や筋肉量が少ないからと言われています。

また若い世代の女性が男性より便秘有訴者率高いのは、月経前のプロゲステロンによるもので、更年期世代ではエストロゲン低下によるなどホルモンの影響があると考えられています。

アメリカで行われた閉経後の7万人の女性を対象に行われた研究では、便秘症が心血管イベントのリスクの増加と関連し、危険因子になることが示されました。

たかが便秘、されど健康にとって重要な関連があるのが便秘です。

自分の食生活の特徴を知り、便秘になりにくい食生活をデザインしてみましょう。


自分の食生活デザインチェック

便秘になりやすい食生活の特徴を知っている  
はい ・ いいえ

便秘になりやすい食生活の3つの特徴をあげましょう。
1. 食事を抜くときがある
2. 水分や食物繊維をあまりとらない
3. 食事量が少ない、または減らしている

便を出したいというシグナル「便意」は、胃に食べ物が入る刺激での大腸のぜん動運動と、直腸にある程度の量の便がやってきたという仙髄から大脳への情報です。
これら3点はぜん動運動と脳への情報伝達を阻害する要因です。
朝昼晩3食を食事のリズムを整えてとり、特に朝食を抜かないことや、水分と食物繊維を十分に含む自分に適した量の食事を意識して摂取することが便秘を予防・解消する近道です。